そばにいます

X4 KODAI くんの定点レポートです(その他雑感)

きっかけとか宣言とか

好きになってからもう一年もたった。

とても、長かったようで短かった。彼らの圧倒されるほどのスケジュールの多さがそう思わせるのかもしれない。あっという間だった。いろんなことがあったなあなんて振り返る余裕はいまだにない。でも、それでいい。それがいい。何が起きているか分からない、今どのような状況に立っていても、多分X4が、KODAIくんのことが好きだったのだと思う。無事、手紙は書けるように戻りました。鋭意製作中です。

 

いま、改めて振り返っておこうと思う。

こんなに、自分を揺さぶり続ける強い現象との出会いを振り返っておくことで、うまく距離を取れるようになろうと目指す7月への準備をしたい。(周りからは絶対に無理!といわれているけど今度こその有言実行を図りたい)

 

もともとの出会いは、俳優ヲタの先輩の紹介だった。

廣瀬智紀のファンをしていた先輩が「わたしのホストちゃん」をきっかけに松下優也率いるX4のメンバーが出るらしいと、彼らに出会ったのが全ての始まりだった。私達もであって間もなかったのに「やばいくらいの、うたうまおばけ」がそのグループに潜んでいる。と布教されたのである。それまで、ヴィジュアル系という外面の武装が完璧で素情なんて知れたもんじゃない集団を応援していた私にとってはかなり新鮮な存在だった。(J事務所を応援していたこともあるが、彼らも作りこまれた集団だと思っている)とてもシンプルで飾り気もいい意味でちょうどよくて、いそうでいないけど確実に前者二つよりは身近に潜んでいそうな感じ。

 

初見の感想はチャラそう。

金髪やら銀髪やら、派手髪は好きだけれど化粧をしていない顔で、絶対に好きにならないだろうなと思っていた。

 

そんな私が彼(KODAIくん)に落ちた一番初めてのきっかけは、案外「外見」である

 

わたしは、なぜか嫌悪感さえ抱いたこの人たちに「ホストちゃん」で一位になってもらうことを望んでいた。紹介してくれた先輩は定期的に彼を推してくれた。知らず知らずのうちに「ホストちゃん」の順位を確認する自分がいた。理由はわからないけれど、X4の二人に一位を取ってほしかった。

そして、XDAYはやってきた。

2016年2月9日

KODAIくん演じる「哀」が一位を取った。

私はただ家でまっていただけだ。先輩から「ついに一位取ったよ!」とラインが来て、なぜか嬉しかった。彼の千秋楽かとも思えるブログを、隅から隅まで読んだ。(ひとり千秋楽と私は呼んでいる)

2016年02月10日のブログ|X4 KODAI オフィシャルブログ Powered by Ameba -3ページ目

そしてこの人の言葉の熱量の高さに驚いたのだ。本当にまっすぐで、きちんと言葉にしてある。着飾ってきれいに仕上げた言葉じゃなくて本当に今話しながら書いてます!位のリアル感のある言葉。びっくりして半ば笑いながら読んだ。いまでも笑っちゃう、思わず笑みがこみ上げる。もちろんいい意味で。この人のこの嘘がなさそうな危うさが好きだ。そうして裏まで考えてしまうのをやめたいと思っても、自分がいた世界が世界だから、私はこの危うさを勝手に愛している。純真は時に、もろくなる。けど、私はこの強さを信じてみたいってすこし、この頃から思っていた。この人のブログをきちんと読むようになったのはこの日からだ。

 

話は戻るが、「外見」が好きという話。こんな御託を冷静に並べているものの、私がはじめにしたことはスクリーンショットです。にこりと笑ったその口角、のぞく八重歯は私の今までのイメージを覆した。「え、チャラそうな怖い人ではない、かわいい」と思ってしまった。このブログのあとに怒涛の画像祭りのブログが上がっているのだが、そこも逃さずスクリーンショットをしていた。そしてX4の三人が並ぶ写真を見て、先輩に伝えた。「このちょっと不細工な金髪の子が気になって仕方がないです」(今となっては、何と失礼な言葉。でもがちゃ〇んみたいだなって思っていた)

金髪に弱い節が私にはある。右も左もわからないバンギャの頃だって、好きな人は金髪だった。J事務所に移行してからも金髪を応援していた。(玉城だけが例外)だからと言ってこの頃金髪じゃなかったら好きになっていなかったかといわれるとわからない。

無邪気そうな笑顔がずるいなと思った。

あとは、拡張していると信じていた太めのピアス。ずっと勝手に拡張してると信じていて、見つめ続けたそれは拡張はされていないようだけど、まあ好きです。

あと、基本的には応援してる時も普段でも翻弄されるのが好きなので、このチャラそうな自分にとってのニュータイプは女の子をもてあそぶのが上手そうだなと思っていた。(外見による判断。まさか本当は人見知りで気分屋で波があってそのくせ純真、それが故に人を翻弄していると気が付いていない姿勢にもてあそばれるなんて思ってない笑)今となっては、全然印象が違うことを思っていたなと思う。

 

笑うとなくなる目元とか、目尻のシワとか、もうとにかくその全てが自分のツボだった。

 

そこから一気に彼のことが知りたくなった。先輩から送っていただいた数々の動画からわたしが選んだのはX4のメジャーデビュー曲「KillingMe」

次の日、仕事中も頭から離れなくなるまで聞いていた。即座に私は先輩に報告していた。「すみません、もうKillingMeが頭から離れなくておかしくなりそうです」

この時点で私を落とす気満々だった先輩は、さぞかしシメシメと思ったことだろう。

MVはじめのヘリコプターの音、スーツ姿で踊る姿やニューヨークの街並み、全てが初めて感じる演出で、お芝居を見ているときの「これから何が始まるんだろう」という緊張感を味わったのを今でも覚えている。

 

音楽において、暗黒から生まれたようなヴィジュアル系の世界観や、キラキラして底抜けに明るいアイドルの表現。地か天か、のような極端な世界しか見て来なかった。そんな自分の世界に、スッとスタイリッシュでオシャレなものが入って来たような嬉しさがあった。イントロの重めのピアノから、4人の声が絡み合っていくのがとても好きで、今でも何度でも聞く曲ではある。こっちがKillingMeだよと嘆きたくなる。中でも1番好きなのは、「僕のものにしたい 君を let me belive」という一節。私の人生の中で、こんな歌い方をする人は知らなかった。こんなに声が魅力的な人に出会うことはなかった、と思えるくらい鮮烈が走った。「let me belive」のフェイクは、とても色気があって含みがある。この曲の良さはYUYAくんの高めの甘い声、MAXくんのストレートな歌声、SJのセクシーでクリーンな声、もちろんそれも含めてだが、なによりハスキーでフェイク上手なKODAIくんの歌声は色気も雰囲気も全部持っていった(KODAI贔屓が故の感想です)自分の耳にスパッとハマる感覚に驚かされて、私はまんまとX4 という沼に浸かってしまった。

 

さらに、先輩の送ってくれた「Obsession」は衝撃的だった。今まで触れたことのないR&Bという世界。リズムやテンポもダンスありきのような、自然に体が揺れるような独特な雰囲気。ギターやドラムやベースの音が聞こえてこない。本当にシンプルに打ち込みの音が重ねられていて、更にはMVもシンプル。ダンスと表情と歌声だけで魅せるその姿は前作ともまた違った雰囲気を持ち合わせていて、グッと引き込まれた。そこには、計算されたものが並んでいるのに、無駄がない。その洗練された感覚が自分にとっては真新しかった。足し算をすることで完成されていくような、ヴィジュアル系とはわけが違った。私の好きなバンドは足し算と引き算の差が妙でそのアンバランスが好きだった。うまく言葉にできないけれど、その不安感はこの頃のX4にはない。(今の私がX4を応援するのはこの妙な不安感があるからかも)

X4「obsession」 MUSIC VIDEO (2016.1.27配信) - YouTube

 

もともと、私は歌がうまい人が好きではない。自分の謎のプライドがありバンドのボーカルを特別に好きになったこともない。それは、私がボーカルとしてバンドをしていたからだけど、こーだいくんの歌を聞いたときにも「悔しい」と思った。こんな風に歌えたら、こんな声をしていたら、歌うことが楽しいだろうなって。だからこそ、私は聞いた。この人の歌う歌を聞いた。

もちろん、ストリートの頃の動画も見た。力強いのに甘くてハスキーな声がいつの間にか耳を支配していた。もっと聞きたいと思っていた。彼の歌は言葉を置いてくる、みたいな感覚が好きなのだけど、その頃からその片鱗はあるなと思った。ブログで「歌っている時何を考えていますか?」という質問に対して「その時、感じたことをそのまま歌にのせてるよ」と言っていてその感覚さえうらやましいと思った。(それは、ソロライブで最も感じたことだけど、最近のライブを見てもとても感じたりする)でも実際に何を考えているかなんて受け手が考えることで本当のことなんてわからない。それでも、彼の歌が揺らいだと思うことはあまりなくて、その強さが好きだったりする。

 

さらには、彼にひかれたきっかけはブログだ。

優しいのにまっすぐで紡がれた言葉の数々は、明るさからほど遠いわたしにとっては眩しいくらいだった。でもどうしても目が離せなかったせいで速度制限に悩まされた。(今もだけど)努力や葛藤のかけらがそこかしこに落ちていて、とにかくその一つ一つ拾うのに必死だった。画像ももちろん保存した。このままKODAI語録ランキングが始められそうな勢いだけどやめておこう笑

 

歴史をたどるとすごく長くなることに、ここまで書いていて気がついた。

こんなに言葉にすることがあったんだ、と思う。いや、外見の話とかぶっちゃけどうでもいいけど、私は彼が俺かっこいいやろ?て感じでするセルカがとても好き(ストリート時代に多い)だし、彼が彼への自信をここまで見せつけてくれていなかったら好きになっていなかったと思う。あんな歌声で卑屈になられてたら本当に怒りを隠せない。それでもってその自信を背負って立つ言葉が、表現がかっこいいのだ。彼のルーツが知れたからこそ、好きになったのかもしれない。

 

彼がいなかったらX4を好きになっていない。外見といえど、主軸は彼の歌声にある。あーあ、歌がうまい人も、同い年も、派手髪チャラ男も好きじゃなかった。ここまで来ちゃった。それでも、私はこの人に届かないかもしれないと思いながら必死に自分の気持ちを伝えることを止められない。私達は話し合うことも、まじりあうことも、ない。自分の感情なんて知ったもんじゃない。だって友達じゃない、恋人でもない、知り合いでもない。唯一約束してすべてを受け止めさせてもらえる、伝えられる、ライブの空間を信じられると思える幸せがすごくすきだ。その日その瞬間、彼の歌が響くことで伝わるものがある。受け手の勝手な思いでも、きちんと伝えたい。信じさせ続けてくれていると思っている、勝手に疑うこともあるけれど笑

 

こんなに受け止めさせてもらえう喜びを、大切にしたいから自分で自分をコントロールしたい。有言実行をしてくれる彼を信じるために自分を信じたい。そんな推しに出会えたことは幸せなのかもね。誰かのために、自分のために、まるっと自分のためにできてる彼が好き!私もそうなりたい。そのための、何か、きちんと残せるように。改めて振り返ると軽率に好きになってよくここまで来ました。

 

いろんな人の好きなルーツを知りたい。

気持ちは重めに、でも本人にはいたってライトにいたい(願望)なので7月から半年は休むけど多分ずっと、好きなんだと思います。焦がれてしまうんだと思います。眩しくなるくらいのまっすぐな表現が曲がらない限り。