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X4 KODAI くんの定点レポートです(その他雑感)

HEAVY RHYTHM 特別企画 X4 KODAI ソロライブ 2016

本題に入る前に、書きたい日のことがある。

2016年7月9日。

ライブハウスのトラブルで中止になった「Funk,Dunk.Punk」ツアー新横浜NEWSIDEBEACH 3DAYSの一日目を明けて迎えた二日目のこと。この日の熱量そのものが高かった。前日の分まで背負って立つその姿は、熱量も高くてギラギラしていた。私のツアー初日。夏にぴったりの暑さでくらくらしそうなのに、更に強い熱を当てられて、頭がはじけるくらい最高な夜だった。その熱の真ん中は、こーだいくんであることを今更否定は出来ないのだけれど。

 

空気感が全く違っていた。もちろん中止なんてあってはいけないことだし、前日しか足を運べなかった人や誕生日当日のライブが中止になったMAXくんや、MAXくんのファンの皆様のことを考えれば簡単に口にすることもできないけれど、私はこの日のすべてを背負って立つ彼の彼らしさに心が奪われていた。

2016年07月08日のブログ|X4 KODAI オフィシャルブログ Powered by Ameba

人の気持ちに敏感で、それを背負って立つということが目に見える形に表せる人。

多くは語らない、暗くなるから。できるならいつでも明るくいたくて太陽のような自分を望むし、綺麗ごとの体現みたいな人。(彼の好きな言葉ランキング上位入賞してるひとつに「綺麗事を本気で言えるようなやつになりたいんや」があります)

 

でも、言葉にせずにはいられないんだろうと思った。そして、それを音楽に昇華させるのが彼の生業だ。本当の意味での、生業だとこの時に思った。彼が何度も言う、「誰かのために何かのために」が染み付いた彼の心がパフォーマンスに現れる。この日はしょっぱなから熱量が高かった。自分が高揚しているせいもあれど。彼は理由は変わりつつあるというけれど、いつかは知らないがこの言葉を座右の銘と心に刻んだその日から、根本はいつだってそこにあるのだと思う。誰かの気持ちに寄り添うために、彼の音楽がある。こんなにたくさんの人が悲しんでいて、自分も目にしたことを、彼が背負わないわけが無かった。そして、言葉にしなくても、彼ら、が。私は他の四人の事を詳しく知ろうと目をこらしたことが無いから語るのはお角違いだと思っているし、なんなら他のファンの方の考察が聞きたいところでもある。

 

 

 

そんな記憶に残らないわけのない強烈な日を更に彩ったのは、「KODAI ソロライブ」のお知らせ。(本題はここから始まります)まさかの本人にもサプライズといった具合に驚かされた。直前に彼が声高に「HEAVYRHYTHM」の追加公演の告知をしていて、YUYAくんの「もうひとつお知らせがあります」という声に、「?」が浮かんだ顔をしていたのは今でも覚えている。逆最前から見ていたから、客席のどよめきも覚えている。泣き崩れている人、え?え?と困惑を見せる人、おめでとう!と声をかける人。私は例にもれず泣き崩れていました。くらくらしすぎて思わずしゃがみこんだ。後から知ったことだけれど、いろんな意見が交差していたようで、あの日は本当にいろんなんことが交差していた日だと思う。

 

握手も「直接伝えたいことがあるときだけ」なんて思ってたこの頃は、並ぶことも少なかったけれどこの日はどうしてもおめでとうが言いたくて並んだ。そういえば、この日の握手も波乱。まさかのSHOTAくんが体調不良により、いなかった。彼のいない四人の姿はそういえば、この日にこんな形で見ていたのかとかきながら思い出していた。華がひとついないだけで、随分と印象が違うと思った。その頃、一人で行くのが常だった私は、聞こえる女の子たちの泣き声に、その握手に並びながらどこを見ればいいのかわからなかった。それでも、私はあのひとに「おめでとう」の一言をつたえたくて前だけを見ていた。はやくSHOTA君よくならないかな、と「おめでとう」が入り混じってちゃんと言えたのかはわからない。

 

(実は書いてる途中でSHOTAくんのことを1000文字くらい書いていたのだけど話が逸れすぎたので、いずれ書きます。)

 

「おめでとう」と本気で思った。彼の作る歌の世界が早く見たくて仕方なかった。とてもうれしかった。こんなに歌を歌うことを生きる彼の作るワンマンショーがどんな風に完成するかがひたすらに楽しみだった。

 

 

そして、楽しみに待ちに待った9月21日。

彼の姿は一度も見えなかった。それくらいたくさんの人で埋め尽くされていて、正直びっくりした。歌っている姿形が見えなくても、彼の歌はしっかりと突き刺さってきた。

一言で表すのが好きな私はこう言いたい「愛」があふれてた。

愛そのものでしかなかった。彼のテーマが何だったのか、語られることはなかったけど彼のリスナーに対する配慮が愛がとてつもなく溢れたセットリストで、空間だった。

 

彼が選んだであろうセットリストはJ-POPがその大半を占めた。まさかAKB48西野カナを彼の声で聞くことが来る日があろうとは。どんな曲でもしっかりと歌い上げる。誰が聞いてもわかるようなキャッチーで一度は耳にしたことのあるメロディが、彼の声に彩られていた。何を歌っても、彼の声で特別になる。彼の歌声の唯一無二感はその声もそうだけどその曲に見せるストーリー性の広さもあると思う。声の抑揚や歌い方、表現の仕方が面白いくらいに曲によっても違うし、公演によっても違うアプローチ。彼が何を思いながら一度のぞき見てみたいものだ。

 

 

どの曲が一番良かったなんて選べないのだけど、「バンザイ」はすごく眩しかった。一発目に響く音から綺麗で、不器用な愛の歌なのにこーだいくんのまっすぐとした中にもある繊細さというか、優しさがにじみ出ていた。「君をすきで良かった」という声が甘く伸びやかで、ど直球なラブソングが少しおしゃれになるような。でも、しっかり根本のまっすぐさは残っていて、目の前まで音が、歌の意味が来るような感覚は相変わらず。ずるいひとだ。

どこで見てたって、顔が見えなくたって、ここまで来る声と歌い方、きちんと響かせてくれる感覚が、した。最後の転調「君に会えて良かった」のところでぐっと感情が詰まる感覚、しっかりと意味を与えてくれる歌うたいだなと、思わず泣いた。(ハッピーな歌でも泣くのやめたい)こーだいくんの歌や音は目の前まで、くる。目には見えなくても、目の前の空間がビリビリ震えるような感覚。気付いたときには、自分の体に染み渡っていて、涙や笑顔やら、人の感情を揺さぶってる。

 

 

 

そしてX4のメンバー1人1曲ずつ選曲したという曲たちも素敵だったなあ。

バンドキッズなわたしが特別視したのはもちろん!ゴイステの「銀河鉄道の夜

 

「ハロー君に素晴らしい世界が見えていますか?」なんて、ずっと君に思っていることだよ。って思わず叫びたくなるくらいで、バンドの中でもこんなに輝くなんてずるいと思った。音楽に味方されている人なんだと、本当に思う。ファンだし推しだから盲目的になっていることは、充分自分でも自覚があるけど、人間の泥臭い青春みたいな歌もこんなに素敵に歌い上げるなんて、むかついた。いい意味で。峯田が歌う焦燥感に胸がかきむしられるような感覚じゃない。青い自分を思い出すことを自然と、ごく自然の流れでしてしまうゆるやかな狂気じみた、「銀河鉄道の夜

すごくすごく、苦しくて愛おしくてもっと聞きたいと思った。ほんとうにまっくすくんありがとう。

 

9/23の東京公演

セトリの順番が変わっていて、また違う印象を受けた。やっと歌っている姿形が見えた。まあ、スーグ泣いた。衣装に書かれたXXXXの大きい文字と、「for someone for something」の文字に彼という人が現れすぎていた。

彼が作ったX4の曲「fly in...」作り込まれた音と空間に涙が大阪より止まらなかった覚えがある。 この曲の意味、を考えたことを実は最近までなかったのだけどこの曲を歌う彼の表情がずっとすきだ。いつだって空間を食うのが彼の歌の力のすごさだけど、この曲は威力が違う。この歌の世界は彼が知っているんだと、パフォーマンスで見せつけられる。その世界を言語化することは、わたしにはできないのだけれど彼がこの曲の王様なんだと思う。というか住人、うーん、彼はこの曲に生きてる。というのが正しいのか、物語の登場人物すべて彼。

彼の歌なんだと、思う。この威力は、ぜひライブで感じて欲しい。このソロライブの時よりいまの方がより、彼がこの世界でライブ会場を支配する瞬間がわかる。じわじわと自分の胸が高鳴る、胸のつっかえが取れたみたいに泣きそうになる。

 

ともかく、ソロライブの「fly in...」のアレンジが好きすぎて音源化して欲しかったくらい。今からでもして欲しい。

 

突然だけど、

 

わたしは、何より彼の歌を食べるみたいに生きていきたいなって最近考えている。彼の歌は人の地となり骨となり肉となる、それだけの力がある。強い、何かがある。なーんて、宗教じみたこと思うんだけど、ただ当たり前に彼に歌があってよかったと思う。その歌が、わたしを少しだけ輝かせてくれたりするなんて思っちゃったりする。

彼の音が目の前に来た時、自分が一番幸せだと思える。ネガティヴで根暗で自分に自信のない自分が、誇れる瞬間だ。恍惚って、こういうこと言うんだろうな。

 

 ここまで書いておいて、わたしは今回のソロライブには一度も足を運んでいない。

いろんなタイミングが重なったと言うことがある。

絶賛ソロライブツアー中です!

残すは明後日7/26

渋谷duo musicexchange

18:15開場

19:00開演

まだチケットもあるはず。

なんとなく行ってみたら、面白いかもしれない。わたしの言葉では伝えられないことがたくさんあります。なんとなくでいい。

ここまでカロリー高いことを書いておいてなんだけど、彼の歌はこんなにヘビーじゃない。でもライトでもない。笑

なんとなく聞きに行っても、そこに愛があるよ。寂しいときの拠り所にするのは危険、でも、彼の歌はいつだってその感情を否定したりはしない。

 

きっと、今回のソロライブも誰かのために何かのために歌っているんだろうな。

 

だからきっと、あなたのためでもあるんだと思う。私も行けるようにがんばろう。

 

こんなに言葉にしたくなる歌は彼しか知らない。彼以外を言葉にできないことが悩みです笑

 

それでは26日に、彼の歌の前でお会いしましょう。

 

参考動画はこちら!!!

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